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【不動産屋が本音で解説】賃貸の申込み・審査時のポイント|繁忙期に後悔しないための注意点

住まいの選び方・基礎知識

山口 大貴

筆者 山口 大貴

不動産キャリア20年

ひとつひとつのご提案に、責任と誇りを持って。信頼されるパートナーでありたいと思っています。

大切なご決断に、確かな情報と安心を。上質な住まい選びをお手伝いします。

申込み・審査で失敗する人が多い理由

内見が終わり、「この部屋に住みたい」と決まった後に待っているのが 賃貸物件の申込みと入居審査です。 実は、不動産屋として現場に立っていると、 内見よりも申込み・審査でつまずく方の方が多いと感じます。

「申込みをしたのに通らなかった」 「必要書類が間に合わず、他の人に取られてしまった」 「審査が不安で何を準備すればいいか分からない」 こうした声は、特に1~3月の繁忙期に非常に多くなります。

申込み・審査は、物件選びとは違い、 仕組みが分かりにくく、説明を受けないまま進んでしまいがちです。 この記事では、不動産屋の立場から、 申込みから審査までの流れと、失敗しないための考え方を分かりやすく解説します。

賃貸申込みから契約までの基本的な流れ

まずは、一般的な賃貸契約までの流れを整理しておきましょう。 流れを知っておくだけでも、無駄な焦りを防ぐことができます。

① 申込み(入居申込書の提出)

内見後、「住みたい」と決まったら入居申込を行います。 以前は、不動産屋の店舗で紙の申込書を記入する方法が一般的でしたが、最近ではオンラインで申込情報を入力するケースも増えています。
いずれの場合も、この時点ではまだ契約ではなく、「この物件を借りたい」という意思表示にあたります。

② 入居審査

申込内容をもとに、管理会社・大家さん・保証会社が審査を行います。 審査期間は早ければ即日、長い場合は数日かかることもあります。

③ 審査通過・条件確認

審査に通過すると、契約条件の最終確認を行います。 初期費用や契約開始日など、この段階で確定していきます。

④ 契約・鍵渡し

重要事項説明を受け、契約書に署名・捺印と初期費用のお支払い後、鍵の引き渡しとなります。

申込み時に必ず確認すべきポイント

申込み=確保ではない

申込みを入れたからといって、必ず借りられるわけではありません。 審査に通らなければ、申込みは無効になります。 この点を誤解している方は意外と多いです。

申込み内容は正確に記入する

年収・勤務先・勤続年数などは、見栄を張らず正確に記入しましょう。 不一致があると、審査が長引いたり、否決の原因になることがあります。

 

オンライン申込みは「早いがミスしやすい」

オンライン申込みはスマートフォンやパソコンから入力できるため、 来店回数を減らせる、入力内容をそのまま審査に反映できるなどのメリットがあります。 一方で、全ての申込が完了しないと1番手で申込みができなかったり、入力ミスや記載漏れがあると審査が止まってしまうこともあるため注意が必要です。  

 

初期費用と契約条件を事前に把握する

契約時に「思ったより初期費用が高かった」となる場合がありますが、審査通過後のキャンセルは違約金がかかる場合もあります。
初期費用は敷金礼金や家賃だけでなく、保証会社や火災保険、仲介手数料などの費用もかかります。申込前に仲介会社に概算見積りを出してもらうようにしましょう。

→【2026年版】賃貸の初期費用はいくら?内訳と相場、安く抑える方法を不動産屋が解説

入居審査で見られているポイント

家賃と収入のバランス

一般的に、家賃は月収の3分の1以内が目安とされています。 無理のない支払いができるかどうかが最重要ポイントです。

勤務先・雇用形態

正社員・契約社員・アルバイト・学生など、 雇用形態によって保証会社の判断基準は異なります。

保証会社の利用

現在の賃貸では、保証会社の利用が必須となっている物件がほとんどです。 過去の支払い状況なども確認される場合があります。

連帯保証人の有無

親御さんが連帯保証人になるケースでは、 収入や続柄が審査対象になることもあります。

繁忙期に審査が厳しく感じる理由

繁忙期は、同じ物件に複数の申込みが入ることも珍しくありません。あくまでも「申し込み順」ではありますが、大家さんや管理会社は「より条件の合う方」を選ぶこともあります。

つまり、審査が厳しくなったというより、比較対象が増えることで結果が分かれやすくなるのです。 だからこそ、申込みのスピードと準備が重要になります。

申込み・審査でよくある失敗例

書類の提出が遅れる

繁忙期は申込みが集中するため、書類が揃うまで物件を長期間確保しておくことが難しい場合があります。「後で提出します」と伝えていても、状況次第では待ってもらえないこともあるため、迅速な対応が重要です。

不安を伝えずに進めてしまう

「審査が心配」「収入が足りるか不安」 こうした理由から、不動産屋に本当の状況を伝えず、 少し条件を良く見せて申込みをしてしまう方もいらっしゃいます。

しかし、申込内容と確認資料に差異があると、 それが原因で審査が否決になるケースもあります。 不安な点こそ事前に正直に相談していただければ、 物件の選び方や保証会社の組み合わせなど、 対策をご提案できる場合もあります。

申込み・審査において大切なのは、 「よく見せること」よりも「正確に伝えること」です。 不動産屋は審査を通すための味方として、ぜひ活用してください。

申込み・審査に関するよくある質問

審査にはどれくらい時間がかかりますか?

早ければ当日〜翌日、混雑時は2〜3日かかることもあります。

審査に落ちた理由は教えてもらえますか?

保証会社の判断基準により、明確な理由が開示されない場合が多いです。

審査に落ちたらもう借りられませんか?

物件や条件を変えることで、問題なく借りられるケースも多くあります。

→【保存版】2025年最新版|賃貸・売買の疑問を完全解決 不動産Q&A100選

まとめ|申込みは「早さ」と「正確さ」が重要

申込み・審査は、賃貸契約の中でも特にトラブルが起きやすい部分です。 しかし、流れとポイントを理解していれば、 必要以上に不安になる必要はありません。

繁忙期だからこそ、 正確な申込み内容とスムーズな対応が、部屋探し成功のカギになります。 不安な点があれば、早めに不動産屋へ相談しながら進めましょう。

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